地域のお年寄りや震災を経験した人の話を聞き、その人の話し言葉のまま記録し一冊の本にする(残す)活動を行います。 誰にとってもとっておきの話があります。それぞれの境遇や様々な体験を語っていただく、誰かに聞いてもらうことで、被災者にとってはグリーフケアとなります。そして聞き書き人がそれを丁寧に聞き記録に残すという活動を通して、語っていただいた方の知恵と生きた証が残っていき、大事な話として後世に伝えられていきます。 今だから話せることや、物語を残すことは、震災の記憶を風化させない事や歴史的財産にもなります。 作成した「聞き書き本」は、語っていただいた方にお渡しします。語り手は自らの言葉を聞いてもらうことで心の整理ができ、前向きになれます。また、「聞き書き人」を養成することで、継続的に地域内の聞き書き活動を行うことができます。
NPO事務所(サロン)または、出張先で、実家のように落ち着ける雰囲気の保健室を開催します。 参加者は看護師、助産師、カウンセラー、地域のお年寄りなど。何気ない日常会話の中から個々の課題を汲み取り、対応を行っていきます。妊活~子育て世代、ターミナルケアの相談まで幅広く対応を行ないます。コロナウイルス感染防止策として、原則参加は事前予約制をとり、相談についてはできるだけ個別対応といたします。 子育て中のママが休めるように、助産師に子供を預けてアロママッサージを受けることもできます。ベテランママやお年寄りが赤ちゃんをあやすこともあります。 また、講師を招いて参加者が楽しめる各種の講座を定期的に開催いたします。 =昨年度の活動= 「アロマ講座」「布ぞうりワークショップ」「マンダラエンディングノート体験」「音楽療法士さんと音楽演奏」等。
震災で家や畑を失くし新たに農業をすることが難しい。体を動かす機会がないという地域のお年寄りと一緒に、NPOの管理している畑での農作業や、漬物づくり等を行ないます。皆で手芸やお料理教室を行う場を提供します。 看護師による「血圧測定」や「健康講座」を行い、お年寄りの心と体のケアを行ないます。何気ない会話から健康な生活のヒント、気づきやアドバイスを身近な仲間と話し合える環境・居場所作りをします。
地域のお年寄りたちから若い世代へ、知恵・手仕事を伝える場です。 被災した亘理のおじいちゃん・おばあちゃんが先生となります。 例えば干し芋づくりであれば、参加した子供たちと一緒に芋の収穫から楽しみます。 手を動かし教えること、誰かの役に立つことで、おじいちゃんおばあちゃん達の自己肯定感が高まり元気になっていく。習いに来た若い世代にはお年寄りに対する尊敬が生まれ、お年寄り(地域の先輩たち)と若い世代とのコミュニケーションを育むことにもつながります。 =昨年度の活動= 梅干しづくり、干し芋作り、味噌仕事、ホッキ飯作り、しそ巻き等
子育て、人生、被災の記憶などさまざまなお悩み相談を受けております。自分の悩みと向き合い、整理することは自力ではなかなか難しい時もあります。悩みすぎる前に少しお話してみませんか。
従来、地域の中で行われていた「実家・ご近所による子育て支援」が、コロナ禍の影響で難しくなっております。また、コロナ禍で病院での母親学級の中止など、病院や行政で行っていた相談支援も難しくなり、育児技術の取得ができなかったり、何処に相談すればいいのか困っている若い夫婦が増えてきています。 この要因として、震災により親や頼れる人を亡くしてしまったことや、転居に伴い地域コミュニティが希薄になってしまったことが挙げられます。 このような相談や子育て支援が得られないパパママに対し、個別・少人数対応にて新生児育児指導や沐浴指導などを行ない、安心して楽しく子育てが出来るようなサポートを行います。育児相談については、パパママ学級を行う中で依頼を受けた場合や、助産師等が必要と感じた際に随時行っていきます。対面での対応の他、電話、LINE、Zoom等による個別・グループ相談も行っていきます。
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